いびきの日帰り手術

生活習慣によるいびき

前述したのは身体的な理由によるものでしたが、普段の生活に起因するいびきの原因もあります。
その代表は疲労によるものです。
これは肉体的な疲労だけではなく、ストレスなどによる精神的な疲労も含まれ、この状態では人間の体は、睡眠時に疲労回復に向けてより多くの酸素を取り込もうとします。

 

そして普段は鼻呼吸で寝ている人も口呼吸を伴うようになり、上気道の振動が増して、上気道の筋肉の緩みがより激しくなり、舌がのどに落ち込んでいびきの症状が出やすくなるのです。

 

同様に、アルコールを飲むと、ストレス解消効果があって全身の筋肉が緩みます。酔う過程は気分がいいものですが、眠気と共に上気道の筋肉も緩み、上気道が狭くなり、呼吸する時の空気抵抗が大きく、のどの粘膜は激しく振動していびきとなってしまいます。

 

アルコール以外では睡眠薬や精神安定剤を飲むと、上気道の筋肉が緩むという同様の状態になります。どちらの場合も、普段はいびきをかかなくても、いびきをかくようになってしまうのが特徴です。

 

又、室内の温度が低かったり、乾燥していると、鼻腔が詰まりやすくなって鼻呼吸が難しくなりますから、いびきの原因である口呼吸をするようになり、のどの扁桃が炎症を起こしやすくなります。

 


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